社長の話
作るだけ・売るだけではなく、化粧品のパワーを世の中に広めたい。
企業理念にある「化粧道」というのは、化粧品に関わるすべての事柄を創造することです。
化粧品には、単に見た目を美しくする効果だけではなく、人を魅了するパワーがあるんですよ。
古くは卑弥呼や楊貴妃のように、国をも動かす女性の美の元となるものとして。
現代でも、恋愛やビジネスにも影響を与える、自分の幸せのエネルギーとして・・・。
そんな化粧品の「パワー」をもっとより良いものにして、世の中に広めていきたい。
そのためにもまずは従業員が満たされていること、つまり理念にも書いている
「物心両面の幸福を追求していこう」という大前提があります。
会社は社員全員の人生の道場であり、物心両面の幸福を追求する舞台
会社を通して世の中のことを学んで、お客様に認められて、それが仕事のやりがいにもつながって…
そうやって仕事を通して人となりが出来上がっていく。
そういった意味で会社は「人生の道場」だと考えています。
また、会社は「物心両面の幸福を追求できる舞台」でもあります。
楽しんで働きながら「お客様が感動して喜んでくれる」という心の幸福と、
金銭的な幸福を得られる場所という意味です。
僕は常々、社長は後方支援部隊であって主役は社員だと思っています。
会社を自分のものだとも思っていないし、もっとすごい大社長になりたいという欲もない。
それでいいのかって言われることもあるんですけどね・・・(笑)
だから社員にとっての「道場」と「舞台」というこの2つを
実現できる会社を創り上げるまでが社長の仕事だと思っています。
他社と競争するのではなく自分たちと競争して、
お客様にとって「心地いい存在」を追求する。
経営する上で大切にしていることは、「人と競争しないこと」。数字とか能力を前面に出して他社との勝ち負けを比べるよりは、
むしろ「どうしたらお客様にとって”心地いい存在”でいられるかということを常に考え抜く」という意味で、自分たちと競争をしたい。
その結果お客様に「ケイズって心地良い存在やわ~(※)」とか、
「あんたと仕事しとったら楽しいげんて(※)」と言われる存在になれれば、
そこには歴史も規模も資本力も関係ありません。
(※)金沢弁。「ケイズは心地良い存在ですね」「あなたと仕事をすると楽しいんですよね」という意味。
(社長は思いが強くなると金沢弁が出てきます)
僕は世界各国を回りましたが、やっぱり世界共通で一番大切なのは「人と人との関係性」です。
人としての関係性が良ければ色んなことも学ぶし、お客様に必要な情報も自然と伝えられるようになってくる。
そして最終的に数字や能力に関わらず「ケイズさんだから、一緒に仕事したい」と言われる存在になりたいですね。
数字なんて、あとから勝手についてくるもの!!
ですからこれからも、「ケイズは人で、できている」という自分たちならではの姿勢で、会社を成長させていきます。
ケイズへの入社をご検討されている方へ
ケイズには仕事を通した色んな学びや、物心両面の幸福を追求できる舞台があります。
理系でも文系でも活躍できる会社です。
だから・・・・・
迷っているやつはみんなうちにこい!!
社長ストーリー
色黒漁師、一獲千金を目指して海から丘へ!
私は中学を卒業し、漁師をしていました。
漁師もそこそこ稼げる職業なのですが、いかんせん肉体労働がしんどく、きつい仕事でした。
そんな中、「金になる仕事を紹介するよ!」
という甘い言葉に乗せられ、海から丘にあがりました(笑)
一攫千金を目指し、東京に旅立ったのです。
化粧品と出会い、東京下町の人情に触れる。
東京でさまざまな職業を経験するうち、
縁あって化粧品容器の卸販売を行う会社に入社。
容器を仕入れて化粧品製造メーカーに卸すのですが、
ときにトラブルにも見舞われます。
たとえば、ポンプ容器でクリームや美容液が
うまく出てこないなど、細かい不具合が
いろいろ発生するわけです。
私はそこでお客様の困りごとに何とか対応しよう、
喜んでもらおうと、知恵を絞りました。
幸い、東京の下町にはものづくり、プラスチック成形に長けた工場がたくさんありました。
それこそ下町ロケットの世界ですね。
私はその工場の皆さんと、容器の仕入れ過程での検品や
修正加工の仕事が縁で、懇意にさせてもらっていました。
「大将、これなんとかならんけ?」
と相談を持ち掛けると、工場の皆さんがそれこそ
夜を徹して解決策を出してくれたわけです。
それをもってお客様の元へいくと、
すごく喜んでいただけました。
「他の会社でどうにもならないことを、
角嶋に頼むと何とかしてくれる!」
おかげさまで多くの方にそういって評価して
いただけるようになりました。
金沢に戻って化粧品容器事業で独立起業。しかし最初は・・・
そうするうちに、お客様から独立を勧められました。
「金沢から出てきてるんだって?」
「お前に仕事を頼むから、地元に戻って独立したら?」
いつかは生まれ育った金沢に帰りたいと思っていた私は、
お客様の後ろ盾もあり、金沢でケイズの前身である
「ケイズプラント」を立ち上げました。
そこで、順調に業務を拡大…
というわけでもありませんでした。
化粧品容器に何か不具合があると、多くの場合は、
返品してもらって検査をするわけなのですが、
一旦化粧品の中身を充填してしまう(中身を容器に詰める)と、製造免許の都合上、化粧品の製造工場でない限りは、
受け取りができないのです。
つまり、トラブルがあると、全国津々浦々、納品先の
化粧品工場に出向き、それこそ休日もなしに、
検品をしなければならなくなりました。
OEM事業もスタート、オールインワン体制のケイズが誕生!
ここで発想の転換です。
「製造工場じゃなきゃダメなら、
製造工場を立ち上げよう!」
というわけで、化粧品のOEM製造(他社ブランドの製品を、依頼を受けて製造する)の事業も開始、金沢で工場を構えました。
容器検査受け入れに端を発した化粧品OEM事業、これも、「何とか作れない?」というお客様の依頼にこたえるべく、多品種少量生産など、要望に沿う柔軟な対応を行っていくうちに、今では容器事業(商社としての卸売業)と双璧を成すまでになりました。
そういった経緯で、株式会社ケイズは今に至ります。
ケイズは、容器とOEMのふたつの事業を両輪に、化粧品コンシェルジュを目指しています。
化粧品業界のありとあらゆる困りごとによりそう企業になるべく、日々努力しているのです。